都道府県や市町村の観光PRに欠かせない「ゆるキャラ」。そのブームに火をつけたのは、2007年に滋賀県彦根市で誕生した「ひこにゃん」だとされています。
ひこにゃん — 彦根城築城400年祭がきっかけ
ひこにゃんは、彦根城築城400年祭を記念して2006年に公募(応募数1,167件)され、彦根城にまつわる招き猫発祥伝説をもとにデザインされたキャラクターです。2007年のお披露目以降、全国的なゆるキャラブームの火付け役になりました。
くまモン — 九州新幹線開業を逆手に取る
2010年に誕生した熊本県の「くまモン」は、九州新幹線の開業によって熊本が素通りされる駅にならないようにするための対策として生まれました。2011年の「ゆるキャラグランプリ」優勝をきっかけに全国区の人気者になり、関連商品の売上は累計1兆円を超えるまでに成長しています。
ブームの拡大と、税金の使い道をめぐる議論
「ゆるキャラグランプリ」の開催によってブームはさらに加速し、2015年には過去最多となる1,727体ものキャラクターが参加しました。2016年に「地方創生推進交付金」(年2,000億円)の交付が始まると、各自治体でのゆるキャラ開発がさらに進みましたが、くまモンやひこにゃんのような知名度を得られず「税金の無駄遣いだ」と批判されるケースも出てきました。
まとめ
ゆるキャラは、一つの成功例(ひこにゃん・くまモン)が全国の自治体に模倣を促し、巨大なブームへと発展した典型例です。全国のお祭り・花火大会と同じように、地域の個性を発信する手段として、ゆるキャラも日本の地方自治の風景の一部になっています。
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