日本の陶器 — 受け継がれる技と美、暮らしを彩る器たち
伝統的工芸品

日本の陶器・やきもの

全国33産地の伝統的な陶磁器を都道府県から探せます。各産地の歴史や特徴、購入できる商品もあわせてご紹介します。

全国のやきもの一覧

🏺 三川内焼長崎県

三川内焼(みかわちやき)は、長崎県佐世保市の三川内地域で生産される陶磁器である。肥前陶磁器のひとつ。平戸焼(ひらどやき)ともいい、以前は対外的には「三河内焼」の名で知られていた、。昭和53年(1978年)に経済産業大臣指定伝統的工芸品の認証を受けている(認証番号14-119)。現在14の窯元がある。針尾島の網代陶石と肥後天草陶石を用いた白磁へ、藍色で絵付けされた物に代表される。

三川内焼
🏺 三州鬼瓦工芸品愛知県
三州鬼瓦工芸品
🏺 上野焼福岡県

上野焼(あがのやき)は、福岡県田川郡香春町、福智町、大任町で焼かれる陶器。 豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の引き上げの際、加藤清正が連れ帰った尊楷(上野喜蔵)が、細川忠興の小倉城入城の際に招かれ、豊前国上野に開窯したのが始まりである。最初の窯は皿山窯(本窯)、釜の口窯、岩谷窯(唐人窯)の3つで、これらは上野古窯と呼ばれる。江戸時代に入ると、小堀遠州に高く評価され、遠州七窯の一つにも数えられるほど茶人に好まれた。明治期には衰退の様相を見せたが、1902年に復興、1983年には通産省(現在の経産省)指定伝統的工芸品の指定を受けた。 上野焼の特徴は他の陶器と比べると生地が薄く、軽量であることである。また使用する釉薬も非常に種類が多く、青緑釉、鉄釉、白褐釉、黄褐釉など様々な釉薬を用い、窯変(窯の中で釉薬が溶け、千変万化の模様を作り出すこと)を生み出すのが特徴で、絵付けは基本的に用いない。

上野焼
🏺 丹波立杭焼兵庫県

丹波立杭焼(たんばたちくいやき)は、兵庫県丹波篠山市今田地区付近で生産される陶器。主に生活雑器を焼いてきた。丹波焼、または立杭焼(もしくは立杭窯(たちくいがま))ともいう。起源は平安時代末期にまで遡るといわれ、「六古窯」の一つに数えられる。中世の丹波焼の特徴は赤っぽい土肌にかかる、焼き締めによる自然釉に特徴がある。備前焼、信楽焼に比べ、若緑色のおとなしめで爽やかな作品が多い。江戸時代以後は釉薬や技法が多様になったが、現代の丹波焼でもその風合いを引き継いだ民芸調の作品が多く見られる。

丹波立杭焼
🏺 九谷焼石川県

九谷焼(くたにやき)は、石川県南部の金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される、白い磁気の肌に豪華で美しい色絵を描いた磁器である。五彩手(通称「九谷五彩」)という色鮮やかな上絵付けが特徴である。また固くて丈夫である。

九谷焼
🏺 京焼・清水焼京都府

京焼(きょうやき)は、日本の陶磁器のうち、京都で焼かれる作品の総称。

京焼・清水焼
🏺 伊万里焼・有田焼佐賀県

有田焼(ありたやき)は、佐賀県有田町を中心に焼かれる磁器である。その積み出しが伊万里港からなされていたことにより、「伊万里(いまり)」や伊万里焼とも呼ばれる。泉山陶石、天草陶石などを原料としているが、磁器の種類によって使い分けている。作品は製造時期、様式などにより、初期伊万里、古九谷様式、柿右衛門様式、金襴手(きんらんで)などに大別される。また、これらとは別系統の献上用の極上品のみを焼いた作品があり藩窯で鍋島藩のものを「鍋島様式」、皇室に納められたものを「禁裏様式」と呼んでいる。江戸時代後期に各地で磁器生産が始まるまで、有田は日本国内で唯一、長期にわたって磁器の生産を続けていた。1977年(昭和52年)10月14日に経済産業大臣指定伝統工芸品に指定。 JR佐世保線有田駅-上有田駅間の沿線から煙突の立ち並ぶ風景が見られ、その町並みは『有田内山』として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。

伊万里焼・有田焼
🏺 伊賀焼三重県

伊賀焼(いがやき)は、三重県伊賀市にて焼かれている陶器。伊賀焼に使われる古琵琶湖地層の土は細かな気孔が多く、熱を蓄えることに優れている。中世に生産された蹲(うずくまる)でも知られる。

伊賀焼
🏺 会津本郷焼福島県

会津本郷焼(あいづほんごうやき)とは、福島県大沼郡旧会津本郷町(現在は会津美里町の一部)周辺を産地とする陶器及び陶磁器である(会津若松市に所在する窯元もある)。会津本郷せと市が毎年8月第一日曜日に開かれている。

会津本郷焼
🏺 佐渡無名異焼新潟県

無名異焼(むみょういやき)は、新潟県佐渡市で焼かれる陶器。

佐渡無名異焼
🏺 信楽焼滋賀県

信楽焼(しがらきやき)は、滋賀県甲賀市信楽を中心に作られる陶器で、日本六古窯の一つに数えられる。一般には狸の置物で知られているが、後述のように多様な発展を遂げている。中世に生産された蹲(つくばい)でも知られる。

信楽焼
🏺 備前焼岡山県

備前焼(びぜんやき)は、岡山県備前市周辺を産地とする陶磁器。日本六古窯の一つに数えられる。備前市伊部地区で盛んであることから「伊部焼(いんべやき)」との別名も持つ。同地区で数多く見られる煉瓦造りの四角い煙突は備前焼の窯のものである。

備前焼
🏺 出石焼兵庫県

出石焼(いずしやき)は、兵庫県豊岡市出石町一帯で焼かれる磁器。出石白磁ともいう。

出石焼
🏺 唐津焼佐賀県

唐津(からつやき)は、近世初期以来、現在の佐賀県東部・長崎県北部にて製造された陶器の総称。日常雑器から茶器までさまざまな器種があり、作風・技法も多岐にわたる。茶碗は古くから「一楽二萩三唐津」と称されて名高い。分派の武雄古唐津焼と共に、日本の伝統的工芸品に指定されている。

唐津焼
🏺 四日市萬古焼三重県

萬古焼(ばんこやき、万古焼)は、陶磁器・焼き物の一つで、葉長石(ペタライト)を使用して耐熱性に優れた特徴を持つ。陶器と磁器の間の性質を持つ半磁器(炻器)に分類される。三重県四日市市を中心に、土鍋などが生産されている。

四日市萬古焼
🏺 壺屋焼沖縄県

壺屋焼(つぼややき)は沖縄県那覇市壺屋地区及び読谷村その他で焼かれる沖縄を代表する陶器の名称。登り窯を中心に灯油窯やガス窯なども用いながら伝統の技術と技法を受け継いでいる。

壺屋焼
🏺 大堀相馬焼福島県

大堀相馬焼(おおぼりそうまやき)は、福島県相双地域の浪江町大堀地区で焼かれてきた伝統的工芸品の陶器。略称として大堀焼(おおぼりやき)ともいう。2011年(平成23年)に発生した東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所事故により浪江町は避難地域となり、20軒以上あった窯元は町外へ移ったり、廃業したりして、2026年(令和8年)2月時点で浪江に戻っているのは一つのみである。

大堀相馬焼
🏺 大谷焼徳島県

大谷焼(おおたにやき)は、徳島県鳴門市大麻町大谷で作られる炻器である。

大谷焼
🏺 天草陶磁器熊本県

天草陶磁器(あまくさとうじき)は、熊本県天草地方で焼かれる陶磁器類の総称である。国の伝統的工芸品に指定された際、新たに名付けられた呼び名である。内田皿山焼(うちださらやま)、高浜焼、水の平焼(みずのだいら-)、丸尾焼の四つが主な産地である。純度の高い良質な天草陶石を使った透明感のある磁器や、釉薬の二重掛けの技法を用いた海鼠釉・黒釉の個性的な陶器が特徴である。

天草陶磁器
🏺 小代焼熊本県

小代焼(しょうだいやき)は熊本県荒尾市、南関町、熊本市など県北部で焼かれる陶器。小岱焼とも表記し、いずれも正しい。寛永9年(1632年)に豊前から転封された細川忠利が陶工の牝小路家初代源七、葛城家初代八左衛門を従え、藩主の命によって焼き物を焼かせたのが始まりとされる。 釉薬の深い色合いと「流し掛け」と呼ばれる伝統技法による躍動感あふれる文様が特徴である。「腐敗しない」「生臭さが移らない」「湿気を呼ばない」「毒を消す」「延命長寿が得られる」の五徳があるとして、五徳焼とも呼ばれた。 明治維新後は有田や瀬戸といった磁器産地に押され衰退してしまったが、昭和になって近重治太郎、城島平次郎らの努力によって復興を遂げ、戦後は小岱山麓にいくつもの窯が築かれるようになる。 2003年(平成15年)3月17日、経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定された。

小代焼
🏺 小石原焼福岡県

小石原焼(こいしわらやき)は、福岡県朝倉郡東峰村にて焼かれる陶器。主に生活雑器が焼かれる。

小石原焼
🏺 常滑焼愛知県

常滑焼(とこなめやき)は、愛知県常滑市を中心とし、その周辺を含む知多半島内で焼かれる炻器。日本六古窯の一つ。2017年(平成29年)4月29日、常滑焼は、瀬戸焼(愛知県瀬戸市)、越前焼(福井県越前町)、丹波立杭焼(兵庫県丹波篠山市)、備前焼(岡山県備前市)、信楽焼(滋賀県甲賀市)、とともに、日本六古窯として日本遺産に認定された(日本六古窯 公式Webサイト)。

常滑焼
🏺 波佐見焼長崎県

波佐見焼(はさみやき)は、長崎県東彼杵郡波佐見町付近で産する陶磁器。21世紀になって新たに誕生した「やきもの」の産地である。

波佐見焼
🏺 瀬戸染付焼愛知県
瀬戸染付焼
🏺 益子焼栃木県

益子焼(ましこやき)は、栃木県芳賀郡益子町周辺:真岡市、茂木町、市貝町も含む、で生産される陶器の名称である。古くから窯が開かれ、江戸時代終盤に大塚啓三郎により窯業が始まり、陶製日用品を作る陶器生産地として栄えた。大正に入り濱田庄司が「民芸」を持ち込み「民芸の町・益子」と謳われるようになり、その後、数多くの陶芸家志望の人々が移住し「陶芸の町・益子」を築き上げ、現在の「益子焼」を作り上げていった。

益子焼
🏺 石見焼島根県

石見焼(いわみやき)は島根県江津市を中心に旧石見国一帯で焼かれる陶器。飯銅(はんどう)と呼ばれる大甕で知られるが、今日では多様なニーズに伴って、小振りの日用品が多く焼かれる。

石見焼
🏺 砥部焼愛媛県

砥部焼(とべやき)は、愛媛県伊予郡砥部町を中心に作られる陶磁器である。現代においてはおもに日用の食器類を生産する。愛媛県指定無形文化財。後背の山地から良質の陶石が産出されていたことから、大洲藩の庇護のもと、発展を遂げた。やや厚手の白磁に、呉須と呼ばれる薄い藍色の手書きの図案が一般的な砥部焼の特徴で、他産地の磁器と比較して頑丈で重量感があり、ひびや欠けが入りにくいため道具としての評価が高い。

砥部焼
🏺 笠間焼茨城県

笠間焼(かさまやき)は、茨城県笠間市周辺を産地とする陶器。

笠間焼
🏺 美濃焼岐阜県

美濃焼(みのやき、Mino-yaki, Mino ware)とは、岐阜県(南部は旧美濃国)の東濃地方のうち主に土岐市、多治見市、瑞浪市、可児市にまたがる地域で製作される陶磁器の総称である。1978年(昭和53年)7月22日に、通商産業省(現・経済産業省)により伝統的工芸品に指定されている。東濃地方は、日本最大の陶磁器生産拠点であり、陶磁器生産量の50%を占める地域である

美濃焼
🏺 萩焼山口県

萩焼(はぎやき)とは山口県萩市一帯で焼かれる陶器。一部長門市・山口市にも窯元がある。長門市で焼かれる萩焼は、特に深川萩(ふかわはぎ)と呼ばれる。登り窯で比較的低温でゆっくり焼いた萩焼は、焼き締めが弱くてやわらかく、吸水性に富んでおり、古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、茶人好みの器を焼いてきたことで知られる焼き物である。萩焼の特徴に、原料に用いられる陶土とそれに混ぜる釉薬の具合によって生じる「貫入」と、使い込むことによって生じる「七化け」がある。貫入とは器の表面の釉薬がひび割れたような状態になることで、七化けとはその貫入が原因で、長年使い込むとそこにお茶やお酒が浸透し、器表面の色が適当に変化し、枯れた味わいを見せることである。素地の色を生かすため、模様は地味だが根強いファンが多く、市内界隈には新規を含め、多数の窯元が存在する。

萩焼
🏺 薩摩焼鹿児島県

薩摩焼(さつまやき)は、鹿児島県を主要製造地域とする陶磁器。国の伝統的工芸品に指定されている。2007年(平成19年)1月には鹿児島県薩摩焼協同組合により「薩摩焼」が地域団体商標となった。江戸時代には薩摩藩の御用品として生産者と技術者が制限されており、その後、明治政府は陶磁器を貿易の重要産物と位置づけたものの需要を捌ききれず、日本全国の陶産地が参入して「SATSUMA」として輸出するようになった。そのため産地別に京薩摩、大阪薩摩、神戸薩摩、東京薩摩、横浜薩摩などを生じ、これに対して鹿児島で作られたものは本薩摩と呼ばれるようになった。

薩摩焼
🏺 赤津焼愛知県

赤津焼(あかづやき)は、瀬戸焼のうち、愛知県瀬戸市の市街地東方にある赤津地区で焼かれる焼物。

赤津焼
🏺 越前焼福井県

越前焼(えちぜんやき)は、福井県丹生郡越前町の主に宮崎地区(旧宮崎村)・織田地区(旧織田町)で焼かれる陶磁器(炻器)。鉄分の多い土を使い、肌色は黒灰色から赤褐色まで変化し、黄緑色の自然釉が流れ落ちる美しさが特徴である。

越前焼

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よくある質問

Q. 掲載している陶磁器の産地はいくつありますか?
A. 全国33産地の伝統的な陶磁器(やきもの)を掲載しています。伊万里焼・有田焼、九谷焼、信楽焼、備前焼、萩焼などが含まれます。
Q. 各産地の説明の出典はどこですか?
A. 産地の選定は伝統的工芸品産業振興協会「伝統工芸 青山スクエア」を参考にし、各産地の解説文・画像は日本語版Wikipediaから取得して出典を明記しています。
Q. 陶器を購入することはできますか?
A. 各産地ページから、その産地名で楽天市場を検索するリンクを用意しています(一部リンクはアフィリエイトです)。
Q. 都道府県から探せますか?
A. はい。産地が所在する都道府県ごとに一覧できます。各都道府県ページでは、その県のやきものと関連する特集もあわせて確認できます。

MACHI. の特集

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出典:伝統的工芸品産業振興協会「伝統工芸 青山スクエア」/日本語版Wikipedia