地域史
大分県、30年の物語――4.18%の人口減少と、別府市が2024年に記録した過去最多の宿泊客数
2026年8月20日
2025年国勢調査の速報値によると、大分県の人口(10月1日時点)は107万6,875人で、2020年の前回調査の112万3,852人から4万6,977人減少しました。減少率は4.18%です。市町村別で最も減少率が低かったのは由布市の0.49%減で、大分市が1.14%減、別府市が2.65%減とこれに続きました。県内の主要都市が相対的に人口を維持している構図が見て取れます。
温泉地として知られる別府市は、観光の力で人口減少の波に一定の歯止めをかけている好例です。2024年の別府市への外国人観光客数は前年比60.5%増の4.51万人泊規模に達し、外国人観光消費額も68.1%増の113億4千万円を記録しました。国籍別では韓国が最多で、香港・中国・台湾・タイが続いています。
宿泊客数全体で見ても、2024年の別府市の総宿泊客数は256万4,685人と、現行の調査方式となった2018年以降で過去最多を更新しました。各宿泊施設の改装によるサービス向上や魅力度の高まりが背景にあるとみられ、観光都市としての底力を示す結果となっています。
4.18%という県全体の人口減少と、観光の力で減少率を抑え込み、2024年に過去最多の宿泊客数を記録した別府市。大分県のこの30年は、多くの市町村が人口減少に直面するなかで、温泉という一次資源を軸にした観光戦略が、暮らす人の基盤を下支えする力になり得ることを示した歳月です。
FURUSATO TOKUSHU
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この記事はMACHI.編集部が中立的な立場で執筆しています
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