長崎県、30年の物語――6.1%の人口減少と、クルーズ船寄港数で全国トップに立った長崎港

地域史

長崎県、30年の物語――6.1%の人口減少と、クルーズ船寄港数で全国トップに立った長崎港

2026年8月20日

2025年国勢調査の速報値によると、長崎県の人口(10月1日時点)は123万2,190人で、2020年の前回調査から6.1%減少しました。長崎市の人口減少数は全国の市区町村の中で7番目に多く、県全体でも減少に歯止めがかからない状況が続いています。

一方、海の玄関口としての存在感は際立っています。2025年の訪日クルーズ客数は全国で前年比1.2倍の177万人となり、外国クルーズ船の寄港数は2割増加しましたが、港湾別で最も多くの外国クルーズ船を迎えたのは長崎港でした。佐世保市には過去最多となる128隻のクルーズ船が寄港し、観光消費額も過去最高の1,180億円を記録しています。

長崎市単体でも2025年の観光客数は約690万人と前年から36万人増加し、外国人延べ宿泊客数は46万4,452人泊で前年比27.4%増加しました。国籍別では韓国が最多で、台湾・アメリカ・中国が続いています。観光消費額は2,290億4,382万円と前年から約160億円増え、長崎スタジアムシティの本格稼働やポケモンGOイベントの開催も後押しとなりました。県全体の宿泊者数も765万人(前年比0.3%増)で、うち外国人は76万人(18.9%増)に達しています。

6.1%減少した人口と、クルーズ船寄港数で全国トップに立った長崎港。長崎県のこの30年は、暮らす人の数が着実に減っていく現実と、海から訪れる人の数がかつてないほど増えていくという、対照的な二つの流れが同時に進んできた歳月です。

FURUSATO TOKUSHU

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この記事はMACHI.編集部が中立的な立場で執筆しています

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