地域史
愛媛県、30年の物語――5年で7万人超の人口減少と、全国トップの伸び率を記録した外国人宿泊者数
2026年8月18日
2025年国勢調査の速報値によると、愛媛県の人口(10月1日時点)は126万88人で、2020年の前回調査から7万4,753人減少しました。5年間の人口減少率は5.60%で、確定数は2026年9月に総務省統計局から公表される予定です。人口減少は県内のほぼすべての市町で続いており、地方の人口動態の厳しさを改めて示す結果となりました。
一方、観光の分野では際立った伸びが続いています。2025年の愛媛県における外国人延べ宿泊者数は58万人泊に達し、四国4県合計でも206万人泊と2011年の調査開始以来最多を記録しました。日本人延べ宿泊者数も376万人泊で、四国4県の中で最も多い水準です。
この勢いは2026年に入っても加速しています。2026年5月の外国人宿泊者数は前年同月比47.6%増となり、伸び率は全国の都道府県で最も高い水準を記録しました。県が海外のインフルエンサーへの働きかけなど積極的な誘客策を展開してきたことが、急増の背景にあるとみられています。
5年で7万人を超える人口減少と、全国トップの伸び率を記録し続ける外国人宿泊者数。愛媛県のこの30年は、暮らす人の数が着実に減っていく現実と、県の積極的な誘客戦略によって海外からの訪問者が急速に存在感を増していくという、対照的な二つの流れが同時に進んできた歳月です。
FURUSATO TOKUSHU
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この記事はMACHI.編集部が中立的な立場で執筆しています
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