岡山県、30年の物語――人口減少幅が過去2倍に拡大する一方、観光客数はコロナ前を上回る

地域史

岡山県、30年の物語――人口減少幅が過去2倍に拡大する一方、観光客数はコロナ前を上回る

2026年8月10日

2025年国勢調査によると、岡山県の人口は180万8,664人で、2020年の前回調査から79,768人(4.2%)減少しました。前回調査(2020年)の減少幅は33,093人(1.7%減)で、今回はその2倍以上に拡大しています。内訳は男性が868,734人(4.3%減)、女性が939,930人(4.1%減)で、県内の人口減少傾向が一段と加速していることが明らかになりました。

世帯数は806,170世帯で、前回より4,761世帯(0.6%)増加した一方、1世帯当たりの人員は2.2人となり、前回の2.4人からさらに減少しています。人口が減る中でも世帯数は増える、単身化・世帯分離の傾向がうかがえます。2025年10月時点の推定人口は181万5,161人で、前年比約1万5千人の減少となり、3年連続で1.5万人を超える減少が続いています。

一方、観光の分野は好調です。2024年に岡山県を訪れた観光客は1,626万人(前年比103.9%)で3年連続の増加、観光消費額は2,344億円(前年比106.2%)でした。そして2025年、観光客数は前年比7.6%増の1,749万3千人となり、ついに新型コロナウイルス禍前の2019年の水準を上回りました。倉敷美観地区や津山・鶴山公園、児島・鷲羽山など県内主要観光地もそれぞれ好調です。

過去最大となった人口減少幅と、コロナ前を上回った観光客数。岡山県のこの30年は、住む人が減り続ける現実と、訪れる人は着実に増え続けているという、二つの逆方向の流れが同時に進んできた歳月です。

FURUSATO TOKUSHU

人口減少が深刻な町を、データで知り、応援する

2050年推計人口データから、支援が必要な地域をふるさと納税で後押しできます

この記事をシェア

この記事はMACHI.編集部が中立的な立場で執筆しています

他のコラムを見る