熊本県、30年の物語――震度7が2度襲った町と、くまモンが生んだ968億円

地域史

熊本県、30年の物語――震度7が2度襲った町と、くまモンが生んだ968億円

2026年7月16日

2016年4月14日と16日、熊本県では益城町を中心に震度7の激しい揺れが2度観測されました。「前震」「本震」という言葉が広く知られるようになったのはこの地震がきっかけです。直接的な死者に加え、避難生活での体調悪化などによる「災害関連死」が多く発生し、その数は死者全体(273人)の8割近くを占めたとされています。

熊本のシンボルである熊本城も大きな被害を受けました。石垣が各所で崩落し、天守閣の復旧が完了したのは地震から5年後の2021年のことです。天守閣以外の石垣や櫓の修復は今なお続いており、完全復旧までにはさらに長い年月がかかる見通しです。

そんな熊本を支えてきたのが、2010年に誕生したご当地キャラクター「くまモン」です。誕生から3年間(2011〜2013年)の経済効果は968億円にのぼると熊本県が試算しており、2016年の地震後も県産品のPRや被災地訪問を通じて、復興のシンボルとして走り続けています。

震度7が2度という前例のない揺れを経験しながら、天守閣の再建とくまモンの活躍という2つの「立ち上がる力」が、この30年の熊本県を象徴しています。

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この記事はMACHI.編集部が中立的な立場で執筆しています

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